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Author:jardio
主に霖之助、東方香霖堂関係のSSを書いているサイトです。

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  1. ユノユノ

    ユノユノ

    2010-05-01 (Sat) 20:50

    ヒャッハー!次は阿霖ですか!
    そしてリンクして頂けてるのに気づかずスイマセン<(_ _)>
    此方からもリンクしてもよろしいですか?
  2. jardio

    jardio

    2010-05-02 (Sun) 06:14

    構いませんよ~(´-ω-`)
    此方こそよろしくお願いします。

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12

あしたげんきになあれ。(3)

そんなこんなで3回目。
そろそろ慧音たちにも動いて貰おう
(`・ω・)


あ、次にやるのは阿霖の予定なので、あしからず。


では、どうぞ。







ぽつり、ぽつり。
乾いた地面へと、雨粒が染み込んで行く。
やがて夕立へと姿を変えたそれは、森の中で踞る、一人の幼子と番傘を、静かに包んでいった。





「それで、あの子ったらねぇ……」
「本当ですか、それって……」
女性二人の会話を聞き流しながら、僕は出ていった魔理沙の事を考えていた。
あの子が部屋を後にしてから、三刻ほど経つ。
何時もなら半刻も経たぬ内に、「暇だから相手になれ」だの、「疲れたからおぶれ」等と言って僕の頭に引っ付いて来るのだが、魔理沙は一向に戻って来ない。
一刻程前から降りだした夕立は、街頭や家々の屋根を唸りをあげて打ち鳴らしていた。

師匠は話半ばで店の方へと戻った為、先程から奥方様と先生は話しきりである。
女三人寄れば何ぞやと言うが、たった二人でこれだ。
あの子には出来るだけ淑やかに育って欲しいのだが……

「失礼します、奥様」
思慮に耽っていた所に、この家の女中がやって来た。
「魔理沙様が何処に居られるか、ご存知無いでしょうか?」
「あら、あの子が何か?」
奥方様が尋ねると、女中は
「お菓子をお持ちしたのですが、お部屋に居られないものですから……」
更に続けて、
「それと、洗い場の者が置いていた手帳が無くなったと言うので、心当たりはと……」
「その手帳には何が?」
先生が訊くと、彼女は
「体に良い山菜や、キノコの絵だそうで。ただ…」
「ただ?」


「全て魔法の森に自生している物ですので、もしや……」
「読んだ魔理沙が、魔法の森に入ったかも知れない、と」
僕が答えると、女中は首を振って肯定した。
「不味いわね。魔理沙が部屋を出た後から、この大雨だし……」
「私が捜しに行きます!!」
急いで飛び出そうとする先生を制して、僕は
「僕も行こう。先に行って、僕の店で待っていてくれないか?」
「香霖堂で・・・ですか?」






二刻程前。

人里を飛び出した魔理沙は、香霖堂の前に立っていた。

「おじゃましまーす。だれもいないけどー」
本来なら鍵は掛かっているのだが、いざという時のために、魔理沙には抜け道が用意されていた。

「んしょっと、やっぱりせまいなぁ・・・スカートめくれちゃう」
店の裏手、目立たないように魔法で隠匿された抜け穴が在るのだ。
と言っても、小さな子供一人がやっと通れる程度の物なので、
「ん~!!おしりぬけない~!!」
必然的にこうなるのである。


「ふう、やっとぬけた・・・」
やっとの思いで這い出した魔理沙の目に映ったのは、見慣れた古道具屋の店内。

内側から鍵を開けると、戸棚や箪笥をひっくり返して、風呂敷やお菓子を掻き集めだした。

「とったきのこはここにいれて・・・。おせんべいはポケットにしまって・・・」
そう呟きながら、店の商品を無断で詰め込んでいく。
「すいとうにおちゃいれて・・・できた!!」
本人は真剣なのだが、傍から見ればまるで遠足の格好である。
「それじゃあしゅっぱつ・・・あれ?」
見上げた視線の先には、薄暗い雲の影。
「あめふりそうかな・・・、そうだ!!」
そう言うと近くの傘立てから、「香霖堂」の焼印が入った和傘を1本抜き取って、
「まっててね・・・おかあさん!!」




薄暗く、深い色を放つ魔法の森へと、真っ直ぐに駆け出してていった・・・。









ぽつり、ぽつり。
乾いた地面へと、雨粒が染み込んで行く。
やがて夕立へと姿を変えたそれは、森の中で踞る、一人の幼子と番傘を、静かに包んでいった。





「それで、あの子ったらねぇ……」
「本当ですか、それって……」
女性二人の会話を聞き流しながら、僕は出ていった魔理沙の事を考えていた。
あの子が部屋を後にしてから、三刻ほど経つ。
何時もなら半刻も経たぬ内に、「暇だから相手になれ」だの、「疲れたからおぶれ」等と言って僕の頭に引っ付いて来るのだが、魔理沙は一向に戻って来ない。
一刻程前から降りだした夕立は、街頭や家々の屋根を唸りをあげて打ち鳴らしていた。

師匠は話半ばで店の方へと戻った為、先程から奥方様と先生は話しきりである。
女三人寄れば何ぞやと言うが、たった二人でこれだ。
あの子には出来るだけ淑やかに育って欲しいのだが……

「失礼します、奥様」
思慮に耽っていた所に、この家の女中がやって来た。
「魔理沙様が何処に居られるか、ご存知無いでしょうか?」
「あら、あの子が何か?」
奥方様が尋ねると、女中は
「お菓子をお持ちしたのですが、お部屋に居られないものですから……」
更に続けて、
「それと、洗い場の者が置いていた手帳が無くなったと言うので、心当たりはと……」
「その手帳には何が?」
先生が訊くと、彼女は
「体に良い山菜や、キノコの絵だそうで。ただ…」
「ただ?」


「全て魔法の森に自生している物ですので、もしや……」
「読んだ魔理沙が、魔法の森に入ったかも知れない、と」
僕が答えると、女中は首を振って肯定した。
「不味いわね。魔理沙が部屋を出た後から、この大雨だし……」
「私が捜しに行きます!!」
急いで飛び出そうとする先生を制して、僕は
「僕も行こう。先に行って、僕の店で待っていてくれないか?」
「香霖堂で・・・ですか?」






二刻程前。

人里を飛び出した魔理沙は、香霖堂の前に立っていた。

「おじゃましまーす。だれもいないけどー」
本来なら鍵は掛かっているのだが、いざという時のために、魔理沙には抜け道が用意されていた。

「んしょっと、やっぱりせまいなぁ・・・スカートめくれちゃう」
店の裏手、目立たないように魔法で隠匿された抜け穴が在るのだ。
と言っても、小さな子供一人がやっと通れる程度の物なので、
「ん~!!おしりぬけない~!!」
必然的にこうなるのである。


「ふう、やっとぬけた・・・」
やっとの思いで這い出した魔理沙の目に映ったのは、見慣れた古道具屋の店内。

内側から鍵を開けると、戸棚や箪笥をひっくり返して、風呂敷やお菓子を掻き集めだした。

「とったきのこはここにいれて・・・。おせんべいはポケットにしまって・・・」
そう呟きながら、店の商品を無断で詰め込んでいく。
「すいとうにおちゃいれて・・・できた!!」
本人は真剣なのだが、傍から見ればまるで遠足の格好である。
「それじゃあしゅっぱつ・・・あれ?」
見上げた視線の先には、薄暗い雲の影。
「あめふりそうかな・・・、そうだ!!」
そう言うと近くの傘立てから、「香霖堂」の焼印が入った和傘を1本抜き取って、
「まっててね・・・おかあさん!!」




薄暗く、深い色を放つ魔法の森へと、真っ直ぐに駆け出してていった・・・。


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  • Date : 2010-05-05 (Wed)
  • Category : SS
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  1. ユノユノ

    ユノユノ

    2010-05-01 (Sat) 20:50

    ヒャッハー!次は阿霖ですか!
    そしてリンクして頂けてるのに気づかずスイマセン<(_ _)>
    此方からもリンクしてもよろしいですか?
  2. jardio

    jardio

    2010-05-02 (Sun) 06:14

    構いませんよ~(´-ω-`)
    此方こそよろしくお願いします。

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